生活援助を徹底解説

訪問介護のなかの重要なサービスの一つ

高齢者の生活援助における掃除の内容

訪問介護の生活援助のなかでも、掃除は代表的なサービスです。年齢を重ねると体力や筋力が弱くなり、若いころは難なくできた掃除が重労働になるという人は少なくありません。掃除は無理な体勢を強いられることがあり、それが怪我の原因になるケースが多いです。怪我をして寝たきり生活になれば、要介護度を高くする要因になりかねません。

生活援助では、訪問介護員が健全な日常生活を営むのに必要な範囲内で掃除をします。生活援助における掃除は、一般的な床掃除、水回りの掃除などです。掃除はよくクリーニングと混同されますが、一般的にクリーニングはプロによる清掃サービスを指しています。業務用の器具を使用した床掃除、エアコンクリーニング、草むしりなどは原則として生活援助には含まれません。

高齢者に生活援助を提供する前には、サービスの範囲を把握しておいてもらう必要があります。どこまでやれるのか明確にしておかないと、過剰な作業を迫られる可能性があるからです。掃除には部屋の雑菌やダニ、ウイルスなどを軽減する役割があります。掃除をしない状態が続くと、風邪やインフルエンザ、気管支炎などのリスクを高くします。掃除は部屋の汚れを落とすだけでなく、病気予防や健康維持にも役立つわけです。

掃除をするうえで大切なのは、汚れを溜め込まないことです。汚れは溜まれば溜まるほど頑固になり、落とすのが難しくなります。結局はこまめに掃除をしたほうが、労力を軽減できるわけです。生活援助の掃除に関するコツはこちらのサイトもぜひ参考にしてみてください。